UBEマシナリー、東京証券取引所への株式上場準備を開始

 UBEは5月20日、連結子会社であるUBEマシナリーが東京証券取引所への新規上場に向けて準備を開始すると発表した。

 UBEマシナリーは、宇部興産(現・UBE)の事業部門としての期間を経て、1999年に分社化し設立された。現在では、グローバルな事業体制を構築し、ダイカストマシンや射出成形機、産業機械などの製品を市場に提供するとともに、製品の安定稼働や長寿命化、生産性の向上を支援するサービス事業を展開し、顧客の多様なニーズに総合的に対応できる体制を整えている。

 UBEマシナリーが対象とする市場では、自動車の電動化やカーボンニュートラル社会の実現に向けた動きが一段と加速しており、事業環境は大きく変化している。こうした変化に適時に対応し、製品およびサービスのさらなる拡充を通じて企業価値の向上を図るため、より自律的、機動的な運営体制への移行を目指し、新規上場に向けた準備を開始することにした。

 なお、株式上場に際しては関係当局の承認を前提とすることに加え、上場の予定時期等については未定であり、株式上場の準備過程における検討の結果や市場環境の変化によっては、UBEマシナリーの株式上場を延期する可能性もある。今後の進捗状況を踏まえ、開示すべき事由が発生した場合には適宜公表するとしている。

<UBEマシナリーの概要>(2025 年3 月 31 日現在)
名称:UBEマシナリー株式会社
所在地:山口県宇部市大字小串字沖ノ山 1980 番地
代表者の役職・氏名:代表取締役社長 宮内 浩典
事業内容:成形機製品、産機製品の製造・販売・アフターサービス
資本金:6,700百万円
設立時期 1999年 9月 10日
主要株主及び持株比率:UBE株式会社 100%

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