鍛圧機械、25年4月の受注は5.6%減の273.3億円

 日本鍛圧機械工業会は 5月13日、2025年4月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は273.3億円で、前年同月比5.6%減となった。プレス系とサービス系は前年比でマイナスとなり、板金系のみが前年比プラスであった。板金系は2ヵ月連続のプラスとなっており、回復基調の兆しがうかがえるが、プレス系は自動車関係が関税問題による今後の成行きの不透明感が影響しているものと思われる。 

 機種別によると、プレス系機械は109.2億円で17.8%の減となった。小型プレス 32.6%増、大型プレス 14.1%増、油圧プレス 3.2%増、フォーミング79.6%増で、中型プレス、超大型プレスが減であった。板金系機械は94.2億円で11.8%の増であった。パンチング14.0%増、ブレーキ・シャー25.5%増で、レーザ・プラズマのみ0.4%の微減であった。サービス系は69.9億円で3.5%の減であった。

 国内は119.2億円で4.5%の減となった。金属8.1%増、一般19.8%増、電気17.9%増、鉄鋼34.7%増となったが、輸送のみ20.2%の減であった。

 輸出は84.2億円で8.8%の減であった。韓国向26.1%増、東南アジア向46.1%増、欧州向66.8%%増、中南米向7.9倍となったが、中国、北米、インド向が軒並みマイナスであった。
 
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