山田製作所、伊勢崎地区大型アルミ鋳造工場増築工事に伴う地鎮祭を実施

 山田製作所(群馬県伊勢崎市)は3月27日、大型アルミ鋳造工場の増築工事開始にあたり、地鎮祭を執り行ったと発表した。

■工場増築の背景と目的
 脱炭素社会の実現に向け、自動車業界は各メーカーが電動化戦略を進める中で、課題となる航続距離を解決するために、構造部品の軽量化と部品点数減少によるコスト削減が可能となるアルミ材を用いた大型一体成型の開発に取り組んでいる。

 山田製作所は、1946年の操業以来、四輪車・二輪車用のオイルポンプを中心に各種ポンプ製品やステアリング関連製品、トランスミッション関連製品など「走る・曲がる・止まる」といった自動車の重要機能製品の開発・設計ならびに製造を主要事業としている。75年以上にわたるアルミ製品の事業活動を通じて培ったノウハウと技術力を活かし、アルミ鋳造製法による大型一体成型品の製造に取り組むため、技術醸成と量産を見据えた工場の増築及び専用大型設備を導入する。

 この事業により、世界中の顧客にとって価値ある軽量化ソリューションを群馬県伊勢崎市から届ける。これはYAMADAグループのブランドメッセージである『ほしいをつくる』を実践することである。

 また、増築工場や新規導入の設備仕様は環境に配慮した技術を採用し、Well to Wheelの考えのもと、製造過程での温室効果ガス削減に取り組むことで、地球環境保全に貢献していく。

 なお、同事業は群馬県の定める「地域経済牽引事業」並びに伊勢崎市の定める「企業立地促進指定事業」に認定されている。

<地鎮祭詳細>
名称:伊勢崎地区大型アルミ鋳造工場増築工事 地鎮祭
日時:令和7年3月27日(木)10:00-(大安)
場所:群馬県伊勢崎市香林町2-1296

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