・全社売上高は2.9%増の約1,462億円
古河機械金属が2月10日に発表した2025年3月期第3四半期(24年4〜12月)連結業績によると、売上高は、1,461億99百万円(2.9%増)、営業利益は、64億35百万円(同3.5%減)となった。うち、産業機械、ロックドリルおよびユニックの機械事業の合計売上高は、628億91百万円(同 3.1%増)、営業利益は、36億70百万円(同6.7%減)となった。産業機械部門は増収増益、ロックドリル部門は減収減益、ユニック部門は増収減益となり、機械事業全体では、増収減益となった。
■機械事業の業績
<産業機械>
産業機械部門の売上高は、148億82百万円(前年同期比48.6%増)、営業利益は、5億68百万円(前年同期は2億86百万円の損失)となった。マテリアル機械は、砕石プラントの出来高増により、増収となった。
コントラクタ事業は、橋梁の飯沼川高架橋や鷹栖第一橋他2橋などについて、出来高に対応した売上高を計上し、増収となった。
<ロックドリル>
ロックドリル部門の売上高は、261億29百万円(前年同期比12.9%減)、営業利益は、22億18百万円(同31.1%減)となった。
国内については、油圧ブレーカの出荷は増加したが、トンネルドリルジャンボ本体の出荷減により、減収となった。海外については、北米向けの油圧ブレーカおよび油圧クローラドリルの出荷が減少したことにより、減収となった。
<ユニック部門> ユニック部門の売上高は、218億79百万円(同4.3%増)、営業利益は、8億82百万円(同8.4%減)となった。
国内については、トラックの供給台数の回復に伴い、ユニッククレーンの出荷が増加し、増収増益となった。海外については、中東向けのユニッククレーンの出荷は増加したが、中国向けのユニッククレーンおよび北米向けのミニ・クローラクレーンの出荷が減少し、減収減益となった。
■連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2025年3月期通期業績予想は、売上高1,998億円(前期比5.7%減)、営業利益87億円(同 2.1%増)となる見込み。うち機械事業部門は854億円(同4.0%増)の見込み。
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