PILLAR子会社のタンケン、伊那新工場を建設、43 億円投資

 PILLAR(旧・日本ピラー工業、大阪市西区)は2月6日、同日開催の取締役会において、連結対象子会社タンケンシールセーコウ(以下タンケン、東京都大田区)による新工場建設について決議したと発表した。

 タンケンは 2023 年の PILLAR グループ入り後、シナジー創出を目的としたグローバルでの販路拡大や生産性の向上に努めてきた。

 今後は主力のシール製品向け摺動材に加え、成長市場でのカーボン製品の受注増加が見込まれることから、需要に応じた安定的な生産体制を確立するためカーボン材の生産能力倍増を目的として新工場建設を決定した。

 PILLAR グループは新工場建設により、先鋭的なカーボンの研究開発や製品製造の発展を図り、上伊那地域社会への貢献を果たす。

<子会社の概要>
名称:株式会社タンケンシールセーコウ
所在地:東京都大田区矢口 3 丁目 14 番 15 号
代表者:和田 正人
事業内容:メカニカルシール製品の製造・販売・メンテナンス
カーボン製品の製造・販売
資本金:1 億円
設立年月:1955 年 5 月
株主 株式会社:PILLAR 100%

<新工場建設の内容>
名称:株式会社タンケンシールセーコウ 伊那工場
所在地:長野県伊那市東春近
敷地面積:21,592 ㎡
延床面積:6,435 ㎡(予定)
投資総額:43 億円(予定)
資金計画:自己資金及び借入金等により充当(予定)

<取得の日程>
取締役会決議:2025 年 2 月 6 日
土地取得予定:2025 年 3 月(予定)
竣工予定:2027 年 1 月(予定)
今後の見通し:当該固定資産取得による当期の業績に与える影響については、現在精査中だが、今後業績に重大な影響を与えると判明した場合は速やかに公表する。

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