ボルボCE、フリートソフトウェア開発会社に少数出資、サービスへの取り組みを拡大

 Volvo Construction Equipment(ボルボCE ):2024年5月8日

 ボルボCE は、複数の業界における機械監視、サービス、技術サポート向けのデジタルでブランドに依存しないソリューションを専門とする米国を拠点とする SaaS (サービスとしてのソフトウェア) 企業である VizaLogix (ビザロジックス)の 22% の所有権を取得しました。

 この契約は、建設・採掘車両や機器ディーラーの間でデジタル化とデータの重要性が高まる中、顧客が求めるサービスを拡大するというボルボCEの戦略をサポートするものです。

 ボルボCEの北米地域責任者、Scott Young (スコット・ヤング)氏は次のように述べています。

 「VizaLogixとボルボCE は、効率、稼働時間、生産性の向上を通じて顧客体験を向上させるという共通の目標を持っているため、このパートナーシップは最適です。VizaLogix は、統合と使用が簡単なブランド中立の SaaS ソリューションを提供し、車両群、ディーラー、OEM がよりスマートな意思決定を行えるよう支援します。」

 コネチカット州に本拠を置く VizaLogix は、今後も独立して事業を展開し、自社製品で複数のブランドをサポートして、混合車両運用にクラス最高のサポートを提供します。

 VizaLogixのCEO、Shawn Bonnington(ショーン・ボニントン)氏は次のように述べています。

 「ボルボとのこのエキサイティングな新章に着手するにあたり、彼らをVizaLogixの戦略的少数株主として迎え入れることができて大変嬉しく思います。このパートナーシップは当社にとって重要な節目であり、建設機械業界における革新的なソリューションの開拓に対する当社のコミットメントを再確認するものであり、両社が協力することで、お客様とステークホルダーにとってさらに大きな価値を生み出すことができると確信しています。」

■顧客ソリューションの開発
 VizaLogix は、ボルボのサービスとは異なる、場合によっては補完的な製品を提供しています。混合車両と混合データ接続をサポートすることで、VizaLogix の製品アプローチと市場差別化が独自に定義されます。これには次のものが含まれます。

・TethrITNow — 複数のチャネルを介したリアルタイムのコラボレーションを含む機器および技術者サポート。これには、ユーザーが視覚的に正確な焦点領域を指し示し、強調表示し、マークできる拡張現実オーバーレイを可能にするビデオ通話が含まれます。

・TechnicianNow — モバイル アプリケーション経由で顧客がサービスをリクエストできるようにし、待ち時間をなくし、部品とサービスのリアルタイムの可用性を提供する合理化された技術者の配置。

・3602 — 複数のブランドのフリート データを 1 つのプラットフォームに統合する、24 時間 365 日のマシン状態監視。

・Vantage Point – 採石場の生産性と使用率のデータを 1 つのデータに依存しないプラットフォームに保存し、リアルタイム データと履歴データに簡単にアクセスできるようにします。

 ボルボCEは長年にわたり、顧客の稼働時間、生産性、安全性を向上させる革新的なサービスを開発してきました。これには、ActiveCare Direct®の高度なテレマティクス、アシストマシン制御システム、コネクテッドマップ、Taなどの生産性サービスが含まれます。

 Young (ヤング)氏は次のように述べています。
 「ボルボCEは、サービスが車両と同様に車両にとって重要になってきていることを認識しており、VizaLogixへの投資は当社のコミットメントを拡大します。適切なマシンと適切なサービスを組み合わせることで、ユーザーは独自のニーズに最適なソリューションを得ることができます。」

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。