コマツは、4月24日から27日までの4日間、フランスのパリで開催される世界3大建機展の一つである「Intermat2024」に出展する。スマートでクリーンな未来の現場を実現するための最新の電動化やデジタル化技術のソリューションについて、様々な展示を行う。
電動化技術については、ミニショベル市場で特に需要が高いクラスの選択肢拡大に向けて、2トンと2.5トンクラスの電動ミニショベルのプロトタイプや3トンクラスの電動ミニショベルPC33E-6のキャブ仕様車を出展する。それぞれ2025年中、2024年末までの欧州市場導入を目指す。また、会場ではこれらのショベルの他、20トンクラスの電動ショベルPC210LCE-11や13トンクラスの電動ショベルPC138E-11のデモンストレーションも実施する。また、電源がない環境でも充電が可能な蓄電機能付き充電器(モバイルバッテリーバンク)のコンセプトを紹介する。
デジタル化技術については、Smart Construction 3D Machine Guidance(旧名称:Smart Construction Retrofit)を紹介する。これはメーカーを問わず油圧ショベル・ミニショベルに後付けするだけで、ICT施工が可能になるサービス。操縦席のモニタ画面に施工部分の完成図やショベルのバケット刃先位置情報を表示し、オペレーターの操作をサポートする3Dマシンガイダンス機能などを利用できる。実際にPC210LCE-11等の油圧ショベルに装着して、3Dマシンガイダンス機能や掘削した土の重量を確認できるペイロードメーター機能を実演する。
また、大砕石現場向けのフリート・マネージメント・システム(Smart Quarry Site)も紹介する。これは、現場で稼働するダンプトラック、ホイールローダー、油圧ショベル等の多様な建設機械に搭載した通信システムによって、車両の位置、積載量、燃料消費量、稼働時間、健康状態などのデータを顧客にリアルタイムで提供することで、現場オペレーションを最適化し、生産効率改善に貢献するソリューション。
コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していく。
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