㈱タダノは4月2日、世界初のフル電動ラフテレーンクレーン「EVOLT」が大阪市で初稼働したと発表した。
タダノでは昨年 12 月、世界初となるフル電動ラフテレーンクレーン「EVOLT eGR-250N」の発売開始をリリース。今回、竹中工務店が1か月間の貸出で大阪市内の建設現場で EVOLT を使用、記念すべき世界初のEVOLT稼働現場となった。発表によると、タダノの目指した高い環境性能と使いやすさの両立について、竹中工務店からも高い評価を受けたという。
EVOLT eGR-250Nは、日本国内で最も台数が多く、汎用性の高い吊上げ性能 25t クラスのラフテレーンクレーンを世界で初めてフル電動化した。バッテリを動力源としてモータ駆動により走行、クレーン作業を可能とする。従来のディーゼルエンジンを搭載したモデルと同等の走行性能、クレーン性能を有し、満充電状態で平均的な 1 日のクレーン作業が可能。
充電時間は急速充電で約 2.5 時間、普通充電(AC200V 三相商用電源)で約 8 時間。急速充電方式は日本で普及が進んでいる CHAdeMO を採用した。電動化することでこれまで走行、クレーン作業で発生していた CO2 排出をゼロにし、タダノでは、カーボンネットゼロ社会の実現に貢献できればとしている。
詳細は、ニュースリリース
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