・運土作業に特化したシミュレーションで安価に施工現場の運土作業を最適化
㈱EARTHBRAINは10月2日、デジタルツインとAIにより最適な施工計画や施工管理を短時間で実現するSmart Construction Simulationを2022年9月から提供しているが、Smart Construction Simulationの機能のうち、運土作業に関する機能に特化し、従来よりも安価に使えるSmart Construction Simulation ~for ICT施工 StageⅡ~(以下、本サービス)を同日から提供開始する。
工事全体の生産性を大きく左右する重要な工程である運土計画は、道路の渋滞状況や道路条件、建設機械の稼働条件など、多くの要因を総合的に考慮して策定する必要があり、高い経験値を必要とする上、予測できない事象が起きることも多いため、進捗に遅れが発生する一因となっているが、同サービスはデジタルツイン上で道路条件、渋滞情報、複数の同時工事の影響など、細かい制約条件を設定することで、最適な運土計画を瞬時に算出することが可能。例えば出発地と目的地を指定し、使用する機械を設定するだけで、最適な運搬ルート、建設機械の日ごとの稼働率、周回数、工程表、概算コストなど、運土計画に必要な情報を瞬時に算出することができ、建設機械の動きをアニメーションで確認することができる。運土作業に機能を特化しているため、従来のSmart Construction Simulationよりも安価に使える。
また、国土交通省が推進するICT施工StageⅡの取り組み※1にあわせて、従来のSmart Construction Simulationでの運土計画機能に加え、Smart Construction Fleet※2のダンプトラック管理機能との連携を強化したことにより、デジタル上で運土計画の策定から運土実績のデータ分析、実績に基づく最適な再計画の策定までワンストップで簡単に行うことが可能になる。計画と実績の比較などの分析結果をもとに、現場の進捗状況に合わせて施工工程を見直し、適切な対策を検討することで、施工現場全体のさらなる生産性向上が期待できる。
詳細は、ニュースリリース