DMG森精機は9月29日、ウクライナ政府が同社のドイツにある子会社を「戦争支援企業」のリストに加えたと発表したことに対し、ロシアに関するステートメントを発表した。以下、原文。
ロシアに関するステートメント
DMG MORI は、2022 年 3 月に当社ホームページにリリースの通りロシアでの生産・販売・サービス を停止しております。また、今日に至るまで、DMG MORI はこの宣言を遵守しています。
現在、DMG MORI がこの宣言を反故にしたかのような印象が持たれているようですが、そのような批判 は完全な誤りであり、全てを否定します。
DMG MORI は、価値を創造し、雇用を創出してまいりました。虚偽の告発により、DMG MORI が これまで積み上げてきた価値や技術、そしてステークホルダーからの評価が傷つけられることは、決して 容認できるものではありません。
DMG MORI は、2022 年 2 月 24 日以降、ロシアに対し機械や部品を供給しておりません。 また、ロシア国外からロシア国内への IT ネットワークを完全に遮断し、現地での事業が継続できない ようにしています。DMG MORI は、これまでも各国の輸出関連法を厳守し、法令違反は一切ござい ません。
現時点では、2022 年春の生産停止後、ロシアによるウクライナ侵攻開始前からロシア国内に存在 した機械が、適切な担当者への通知または同意を経ずにロシア国内の DMG MORI の拠点から出荷 された可能性が高いと思われます。
DMG MORI は今後、なぜこのようなことが起こり得たのかを慎重に調査していきます。 ウクライナの方々に心からお見舞いを申し上げます。また、この戦争が一刻も早く終結することを願っております。
ニュースリリース
*リリース内容から「ですます調」で表記しています。