㈱神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区)は11月20日、特定共同企業体「ウォーターエージェンシー・パシフィックコンサルタンツ・東京電力PG・ふじのくに・神鋼環境グループ」の構成員として、富士市終末処理場の管理運転等業務を受託し、2020 年11 月1 日から業務を開始したと発表した。
神鋼環境ソリューションは、地方共同法人日本下水道事業団、富士市の3者からなる共同研究体にて、平成30年度下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)*1である「高濃度消化・省エネ型バイオガス精製による効率的エネルギー利活用技術実証研究」の実証施設を、富士市東部浄化センター内に建設し、実証を進めてきた。また、西部浄化センターにおいては2019年10月に契約した消化ガス発電事業の開始に向け、建設工事を順調に進めている。
今後、JVの構成員として、B-DASH施設の適切な運用及び既存設備との円滑な連携を図り、安定的かつ効率的な事業運営に貢献していく。
なお、神鋼環境ソリューションは同業務において、保有する脱水機を活用し、富士市の下水汚泥発生量を委託期間中約5,000トン削減する、投資提案による役務提供を予定している。汚泥削減効果を業務委託元である富士市とシェアリングすることで、富士市が新たな設備投資をすることなく下水汚泥処分費を削減することが可能となる。今後、詳細条件の協議を行い、2021年4月から汚泥量削減の役務提供を開始する予定。
<案件概要>
業務名:富士市終末処理場管理運転等業務委託
契約者:特定共同企業体ウォーターエージェンシー・パシフィックコンサルタンツ・東京電力PG・ふじのくに・神鋼環境グループ
委託期間:2020年11月1日~2025年9月30日(4年11カ月)
委託金額:5,049,000,000円(税込み)
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