㈱明電舎は7月31日、世界的な環境保護や規制により、需要拡大が見込まれる電気自動車(EV)用モータなどの自動車用部品の生産体制を強化し、さらなるEV事業拡大を目指すため、約70億円を投じて名古屋事業所、㈱甲府明電舎、沼津事業所においてEV用部品の量産設備を増強すると発表した。
新たに生産拠点として名古屋事業所を選定し、既存建屋の改築と量産ラインの構築を行う。また100%子会社である㈱甲府明電舎には新規に建屋を建設し、沼津事業所には既存EV用部品生産ラインの増強を行う。投資は、中期経営計画2020における成長投資枠200億円の一環として行い。今後も市場拡大に合わせて更なる投資を検討していく。
<名古屋事業所 建屋改築及び設備導入>
生産品目:EV用一体型モータ・インバータ
着工:2019年1月予定
稼働開始時期:2019年11月予定
延べ床面積:4,620㎡
生産能力:17万台(最大年間生産台数)
<株式会社甲府明電舎 建屋新設及び設備導入>
所在地:山梨県中央市中盾825
生産品目:EV用モータ
着工:2018年11月予定
稼働開始時期:2019年11月予定
延べ床面積:2,660㎡
生産能力:17万台(最大年間生産台数)
<沼津事業所 設備増強>
所在地:静岡県沼津市東門間字上中溝515
生産品目:EV用インバータ
着工:2018年11月予定
稼働開始時期:2019年5月予定
延べ床面積:240㎡
生産能力:12万台(最大年間生産台数)