・欧州は堅調も、中国・北米低迷で減収 26年は北米回復が焦点
ホロット(Haulotte):2026年2月10日
高所作業車大手のホロットが発表した2025年通期売上高は、前年比18%減の5億1,200万ユーロ(約937億円、183円換算)となった。2023年後半から続く世界的な高所作業車市場の減速が通年で影響し、とりわけ中国市場の大幅な落ち込みが業績を押し下げた。
■第4四半期は欧州が牽引し増収
2025年第4四半期(10~12月)の売上高は1億2,800万ユーロで、前年同期比6%増となった。経済・地政学的な不確実性が継続する中、世界市場全体は減速基調にあったが、欧州市場が前年より活発に推移したことが増収に寄与した。
■通期はコロナ禍以降で最低水準の市場環境
世界の高所作業車市場は2023年後半から減速局面に入り、2025年もその傾向が継続。市場規模は新型コロナウイルス感染症拡大以降で最低水準に落ち込んだ。特に中国市場の大幅な縮小が全体を押し下げた。
■地域別の動向は以下の通り。
・欧州:年末にかけての商況改善により、通期で2%増収。新車販売台数の増加が寄与。
・アジア太平洋:多くの市場で低調が続き、19%減収。
・北米:明確な回復の兆しは見られず、全事業合計で40%減と大幅減。
・中南米:年初からの下落傾向が続き、35%減収。
事業別では、機械販売が20%減、レンタル事業が8%減、サービス事業が4%減となった。
■1億3,000万ユーロのシンジケートローン契約
財務面では、12月16日に銀行団と総額1億3,000万ユーロの新たなシンジケートローン契約を締結した。従来と同額の与信枠を確保し、今後数年間の主要な資金調達源を維持する体制を整えた。
■25年は営業赤字見通し、26年は増収を目指す
2025年の業績見通しについては、市場環境に大きな改善が見られないことから、当期の経常営業利益はわずかな赤字となる見通し。
一方、2026年については、依然として視界不良の環境が続くものの、売上高の回復を見込む。ただし、その回復幅は北米市場の動向に大きく左右されるとしている。
なお、2025年通期決算の発表は3月10日の予定。現在、年次決算に関する監査手続きが進行中としている。
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