・「Purpose in Motion」をテーマに取り組み成果を公表
パーカー・ハネフィン(Parker Hannifin Corporation):2026年2月9日
パーカー・ハネフィンは、2025年度(FY25)サステナビリティ報告書を発行したと発表した。モーション&コントロール技術のグローバルリーダーである同社は、今回の報告書で「Purpose in Motion」をテーマに掲げ、「より良い明日につながるエンジニアリングの革新を可能にする(Enabling Engineering Breakthroughs that Lead to a Better Tomorrow)」という企業パーパスの実践状況を示した。
報告書では、安全、クリーン技術、温室効果ガス削減、サプライヤー連携、地域社会への貢献など、主要なサステナビリティ施策の実績を紹介。従業員の安全確保、顧客との協業による排出量・水使用量・廃棄物削減、慈善活動やボランティアを通じた社会的責任の遂行など、多面的な取り組みを強調している。
ジェニー・パーメンティエ会長兼CEO(Jenny Parmentier)は「当社のサステナビリティへの取り組みは、企業パーパスに根差し、事業運営の中核に組み込まれている。100年以上にわたり、顧客と協力して世界をよりクリーンで安全かつ持続可能にする技術革新を実現してきた。本報告書で示した進展と成果を誇りに思う」とコメントした。
主な成果は以下の通り。
■安全とチーム力の強化
2019年度(FY19)比で記録可能災害件数を52%削減。2025年度は全拠点の81%で記録可能災害ゼロを達成した。産業分野で上位四分位に入る安全実績としており、「世界で最も安全な産業企業」を目指す目標に向け前進した。また、3万7,000人超の従業員が少なくとも1つのハイパフォーマンスチームに参加し、次世代リーダー育成と知見共有を推進した。
■クリーン技術の推進
電動化、クリーンエネルギーシステム、代替燃料分野での実績を基盤に、軽量化・高耐久・高効率ソリューションを顧客と共同開発。市場主導型のイノベーションと持続可能な製品開発の取り組みを紹介している。
■温室効果ガス排出削減
FY19以降、世界で1,300件超のエネルギー削減プロジェクトを実施。工程改善、圧縮空気使用量やHVACの最適化、照明更新などにより、FY24までにスコープ1およびスコープ2排出量をFY19比36%削減した。
■サプライヤーとの連携強化
スコープ3排出削減目標の達成に向け主要サプライヤーと協働。FY25にはSBTi(Science Based Targets initiative)に整合したサプライヤーエンゲージメント目標プログラムを導入し、排出データの精度向上や報告体制の強化を進めた。
■地域社会への投資
FY25にパーカーおよびパーカー財団(Parker Foundation)は1,300万ドル超の寄付を実施。従業員は約2万3,000時間の地域奉仕活動を行い、グローバルなサステナビリティ戦略の一環として地域社会の強化に取り組んだ。
パーカーは、持続可能性を成長戦略の中核に据え、技術革新と事業活動を通じて環境負荷低減と社会価値創出の両立を図る方針だ。
パーカー・ハネフィンは、フォーチュン250社に名を連ねるモーション&コントロール技術のグローバル大手。100年以上にわたり、幅広い産業分野でエンジニアリングの革新を支えてきた。