ナブテスコ、25年12月期決算を発表、営業利益60%増の207億円

ナブテスコは2月12日、2025年12月期の連結決算を発表した。売上高は前期比9.8%増の3,079億円、営業利益は同60.3%増の207億円、税引前利益は同57.1%増の216億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同55.1%増の156億円となった。1株当たり当期純利益は131円56銭で、前期の84円25銭から47円31銭の増加となった。

ナブテスコ2025年通期データ(油圧機器除く)

全体の業績は、コンポーネントソリューション事業、トランスポートソリューション事業、アクセシビリティソリューション事業で需要が増加したことにより増収となった。営業利益は増収効果に加え、Project 10による収益性改善活動の成果があったものの、第4四半期には鉄道車両用機器に係る関係会社整理損失約13億円やDeep Sea社に係るのれんの減損損失約10億円を計上した。

■ セグメント別業績
セグメント別では、コンポーネントソリューション事業の売上高が前期比17.3%増の793億円、営業利益は同103.2%増の54億円となった。精密減速機は、長期化していた産業用ロボット在庫が適正水準となり、需要も堅調に推移したことが寄与した。

トランスポートソリューション事業は売上高が前期比13.2%増の1,004億円、営業利益は同8.7%増の135億円だった。鉄道車両用機器は国内外での新車向け需要とMRO需要が好調に推移した。航空機器は防衛費増額による需要拡大と民間航空機向けでも増収となった。舶用機器は新造船向けとMRO需要が好調だった。商用車用機器は東南アジア市場で需要低迷が続いたものの、国内市場は底堅く推移した。

アクセシビリティソリューション事業の売上高は前期比3.7%増の1,106億円、営業利益は同0.9%増の90億円となった。自動ドア事業は国内での建物用ドアとプラットホームドアの需要が堅調に推移し、為替効果もあって増収となった。

その他では包装機などを含む事業の売上高が前期比0.8%増の174億円、営業利益は同110.3%増の21億円だった。

地域別の売上高では、日本が前期比9.4%増の1,552億円、中国が同32.4%増の434億円、その他アジアが同7.9%増の188億円、北米が同6.2%増の274億円、欧州が同1.3%減の596億円、その他地域が同68.5%増の32億円となった。

■ 2026年12月期の連結業績予想

2026年12月期の連結業績予想は、売上高が前期比6.2%増の3,270億円、営業利益が同33.6%増の277億円、税引前利益が同29.3%増の280億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.1%増の176億円を見込む。1株当たり当期純利益は150円19銭を予想している。

次期はコンポーネントソリューション事業とトランスポートソリューション事業での需要増加を想定している。コンポーネントソリューション事業は自動車を中心とした設備投資回復に伴う産業用ロボット向け増加と一般産業向け拡販により、売上高886億円、営業利益70億円を見込む。トランスポートソリューション事業は航空機器と舶用機器の需要拡大により、売上高1,076億円、営業利益181億円を計画している。

なお同社は、2025年7月に公表した油圧機器事業の会社分割と株式譲渡について、2026年1月1日付で譲渡を完了したと発表した。この影響により、2025年12月期第3四半期から同事業を非継続事業として分類している。

配当は中間40円、期末40円の年間80円を実施した。次期は中間41円、期末41円の年間82円を予定している。

ナブテスコの2025年12月期決算短信

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