・競争法手続きが未完了、三菱重工が進捗状況を開示
三菱重工業は12月25日、LVJホールディングス2合同会社による連結子会社・三菱ロジスネクスト株式会社(証券コード:7105)の非公開化に向けた公開買付けの開始時期が、2026年1月中にずれ込む見通しとなったと発表した。
同公開買付けは、9月30日に三菱重工とLVJホールディングス2合同会社が取引基本契約を締結し、当初12月下旬頃の開始を目指していた。しかし、国内外の競争法に基づく必要な手続きのうち、一部の国における対応が完了していないことが判明した。
本公開買付けの実施には、国内外の競争法および投資規制法令に基づく必要な手続きと対応の完了が前提条件とされている。LVJホールディングス2合同会社は、これらの前提条件が整い次第、速やかに公開買付けを開始する方針。
三菱ロジスネクストは、フォークリフトをはじめとする物流機器の総合メーカーとして知られ、三菱重工業の主要な連結子会社として事業を展開している。今回の非公開化により、同社の経営体制や事業展開に変化が生じる可能性がある。
三菱重工は今後、新たに開示すべき事項が発生した場合には速やかに公表するとしている。