コマツ、新型エンジン搭載の中型ホイールローダーを刷新、燃費性能と作業性を向上

コマツは12月26日、フルモデルチェンジした中型ホイールローダー「WA470-11」「WA480-11」を12月から発売したと発表した。新型エンジンの採用をはじめ、車体設計や操作系を全面的に見直し、燃費性能の向上と作業効率、安全性の強化を図った。

新モデルは、標準バケット容量が「WA470-11」で4.2立方メートル、「WA480-11」で4.9立方メートル。運転質量はそれぞれ24,605キログラム、27,845キログラムとし、砕石・土砂積み込みや資源リサイクル現場、土木・インフラ工事など幅広い用途を想定している。

搭載する新型エンジンは、最新の排出ガス規制に対応するとともに、従来機比で燃費性能を改善。作業負荷に応じた出力制御により、積み込み作業時の力強さと低燃費の両立を実現した。あわせて、冷却性能やメンテナンス性も高め、長時間稼働を前提とする現場での信頼性向上を図っている。

操作性の面では、キャブ内の視認性を向上させたほか、操作レバー配置やモニター表示を最適化し、オペレーターの疲労軽減に配慮した設計とした。安全機能も強化し、周囲確認を支援する機能や警報システムを充実させている。

コマツは、燃費性能や環境対応、安全性への要求が高まる中で、ホイールローダーの主力クラスを刷新することで、国内外の需要を取り込む考えだ。今後も各市場の用途に応じた商品展開を進め、建設・産業分野での競争力強化を図るとしている。

【公表価格】 WA470-11 72,000千円、 WA480-11 79,000千円 *工場裸渡し消費税抜き
【販売目標】 WA470/480-11(合計):200台/年(日本)

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