建設機械出荷、2025年11月は7.3%増の2,938億円、2 カ月ぶりの増加

日本建設機械工業会が12月25日に発表した2025年11月の建設機械出荷金額は、内需は 7.4%増加の 975 億円、外需は 7.3%増加の1,963 億円となった。その結果、内需は 5 カ月ぶりの増加、外需は 2 カ月ぶりの増加となった。総合計では 7.3%増加の 2,938 億円となり、2 カ月ぶりの増加となった。

■ 内需は 7.4%増の 975 億円、5 カ月ぶりの増加

機種別に見ると、 トラクタは 9.1%増加の 182億円、油圧ショベルは 15.6%増加の241億円、ミニショベルは 6.8%増加の 71 億円、建設用クレーンは 7.7%増加の 186 億円、道路機械は 60.5%増加 の42 億円、基礎機械は 13.0%増加の 35 億円の 6 機種が増加した。

■ 外需は 7.3%増の1,963 億円、2 カ月ぶりの増加

機種別に見ると、油圧ショベルは 13.4%増加の 752億円、ミニショベルは 39.8%増加の 325 億円、建設用クレーンは 42.3%増加の 142 億円、油圧ブレーカ圧砕機は62.4%増加の9億円の4機種が増加した。

地域別に見ると、欧州が 6 カ月連続で増加、中南米が 4 ケ月連続で増加するなど、全9地域中4地域が増加した。

■油圧ショベルの国内出荷は14.7%減の1,641台、25年1〜11月は14.5%減の17,697台
 
 2025年11月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ2,714台(前年同月比2.2%減少)、油圧ショベル1,641台(同14.7%減少)、ミニショベル 1,845台(同5.9%減少)、クローラクレーン31台(同14.8%増加)、ラフテレーンクレーン94台(同1.1%増加)、アスファルトフィニッシャ50台(同72.4%増加)――となった。
 
2025年1~11月によると、ホイールローダ10,542台(前年同期比 16.3%減少)、油圧ショベル17,697台(同14.5%減少)、ミニショベル20,295台(同10.8%減少)、クローラクレーン302台(同3.1%増加)、ラフテレーンクレーン1,140台(同4.4%減少)、アスファルトフィニッシャ407台(同14.0%増加)――となった。

建設機械出荷統計(2025年11月)