やまびこ、米子会社を通じ投光機事業を取得

・北米で製品ポートフォリオ多様化、発電機とのシナジー追求

やまびこは12月23日、米国連結子会社のエコー・インコーポレイテッド(Echo Inc.)が、Taylor and Ard Equipment LLC(サウスカロライナ州)から投光機事業を取得したと発表した。2026年1月から事業移行を開始し、同年7月にはエコー社での生産を開始する予定。

やまびこは北米市場で発電機販売を展開しているが、今回の事業取得により、夜間工事や屋外イベントなどに使用される業務用投光機を新たに製品ラインナップに加える。建設現場やイベント会場など、発電機と親和性の高い市場での提案力強化を図る狙い。

事業取得後は「ECHO」ブランドに統一し、エコー社の調達力を活用して価格競争力を高める。2026年7月からの現地生産により地産地消を推進し、コスト最適化と供給体制の強化を進める方針。同社は発電機事業とのシナジー効果を最大化し、競合他社に対する優位性を確立したい考えだ。
取得先のTaylor and Ard Equipment社は投光機の製造・販売を手がけており、Master Sheet Metal Inc.が100%出資している。President はBryan Taylor氏とChris Ard氏が務める。

やまびこは「本事業取得は2025年12月期連結業績への影響は軽微だが、中長期的に業績向上に資する」としている。​​​​​​​​​​​​​​​​

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