AGCO、2025年「オペレーター・オブ・ザ・イヤー」にジェフ・コフィー氏を選出

AGCO :2025年12月15日

AGCOは、農業機械および精密農業技術の設計・製造・販売を手掛ける世界的メーカーとして、米イリノイ州中部で活動する農業用アプリケーター(散布・施用作業者)のジェフ・コフィー氏(ジェフ・コフィー/Jeff Coffey)を、2025年の「オペレーター・オブ・ザ・イヤー」に選出したと発表した。表彰は、農業資材流通業者の業界団体であるアグリカルチュラル・リテーラーズ・アソシエーション(ARA:Agricultural Retailers Association)が主催する年次会議・展示会の場で行われた。

同賞は、持続可能な農業において重要な役割を担うプロフェッショナル・アプリケーターの貢献を顕彰するもの。高い農学的知識と技能、専門職としての姿勢、農家や地域社会への献身的な取り組みを示した人材を毎年選定している。AGCOは同プログラムを通じ、収量向上や地域経済の活性化、世界的な食料供給への貢献を支える現場の担い手に光を当てている。

コフィー氏は、父親が肥料工場を管理していたイリノイ州中部でキャリアをスタート。高校卒業後に家業に加わり、早くから信頼性の高いオペレーターとして評価を確立した。業界でのキャリアは47年に及び、機械を丁寧に扱う姿勢や、若手オペレーターへの指導、どのような作業にも前向きに取り組む姿勢で知られている。所属組織にとどまらず、地域イベントへの参加など、地域社会への貢献も積極的に行っている。

仕事のやりがいについて、コフィー氏は「農家と一緒に仕事をすることが好きだ。彼らの営農は生活そのものであり、その重みを理解しているからこそ、良い仕事をしたい」と語る。こうした品質とサービスへのこだわりは、現場内外で一貫している。余暇にはキャンプやボートを楽しむなど、自然への親しみも深い。

今回の受賞にあたり、コフィー氏は最終候補に残った他のオペレーターであるアダム・ピーターマン氏(アダム・ピーターマン/Adam Petermann、オーロラ・コオペラティブ:Aurora Cooperative、米ネブラスカ州)およびジョン・バーケン氏(ジョン・バーケン/John Berken、グリーンポイント・アグ:GreenPoint Ag、米ルイジアナ州)への敬意を表明。「それぞれ異なる現場運営について学べることを楽しみにしている」と述べた。また、AGCOおよびARAについて「アプリケーター、農家、地域社会に利益をもたらす賢明な実践を広める優れた組織」と評価した。

AGCOの「オペレーター・オブ・ザ・イヤー」プログラムや、受賞歴のある散布・施用関連機器の詳細は、専用サイト(AGCOaward.com)で公開している。

■AGCOの概要
AGCOは、農業機械および精密農業技術分野における世界的リーダー。フェント(Fendt)、マッセイ・ファーガソン(Massey Ferguson)、PTx、バルトラ(Valtra)などのブランドを擁し、機械、スマート農業ソリューション、各種サービスを通じて持続可能な農業を支援している。1990年設立、本社は米ジョージア州ダルース。2024年の売上高は約117億ドル。

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