・ヴィルトゲン・グループと連携し、世界初公開機やデジタル・電動技術を集約
ディア社(Deere & Company):2025年12月18日

米イリノイ州モリーン、ジョンディア(John Deere)は、北米最大級の建設機械展示会「コネクスポ・コンアグ(CONEXPO-CON/AGG)2026」において、ヴィルトゲン・グループ(Wirtgen Group)と共同で、顧客体験を重視した大規模ブースを展開する。屋内外合計8万平方フィート(シルバーロットSV2415)に及ぶ展示スペースでは、顧客の課題解決を目的とした世界初公開の新型機を多数披露する。
また、ウエストホール(W40442)内には別途展示エリアを設け、ジョンディア・パワー・システムズ(John Deere Power Systems)およびジョンディアEパワー(John Deere E-Power)の各ソリューションを紹介。建設業界の将来を見据えた動力・電動化分野への取り組みを訴求する。
■屋外中央に「イノベーションセンター」を設置
屋外ブース中央には専用のイノベーションセンターを配置。日常業務における顧客課題の解決に焦点を当てた新技術・新サービスを紹介する。
1階では、施工現場を中心に機械・作業データを一元管理するデジタル基盤「ジョンディア・オペレーションズ・センター(John Deere Operations Center)」を展示。2階では、部品供給やサービス利便性を高めるアフターマーケット向けデジタルソリューションを披露する。
■体験型プログラムとデジタル活用を強化
今回新たに、ジョンディアとヴィルトゲン・グループは、来場者参加型企画「ショップ・トーク&ウォーク(Shop Talks and Walks)」のプレゼンティングスポンサーとして参画。インタラクティブなシミュレーションを通じ、日常点検(ウォークアラウンド)の質を高めるトレーニング体験を提供する。
来場者は自身のデバイスを用いて、油液分析や機械状態などの重要なサービス情報の収集方法を体験可能。仮想デモンストレーションを通じ、保有車両の効率的な運用方法を学べる構成とする。
■主な展示・企画内容
・ジョンディアとヴィルトゲン・グループの最新機械・技術を集約した一体型ブース
・屋外展示スペース:7万平方フィート
・ライブデモ専用エリア:1万5,000平方フィート
・屋内展示(パワー・電動分野):1万平方フィート
・計24件の市場投入(ジョンディアの世界初公開18機種、ヴィルトゲン・グループの市場投入6機種)
・最新技術搭載機25台
- ジョンディア:スマートグレード(SmartGrade)、スマートウェイ(SmartWeigh)、スマートディテクト(SmartDetect)搭載機11台
- ヴィルトゲン・グループ:ヴィルトゲン・パフォーマンス・トラッカー(Wirtgen Performance Tracker)、オートパイロット2.0(AutoPilot 2.0)、スマートレベル・プロ(Smart Level Pro)、スマートペーブ(Smart Pave)、スマートコンパクト・プロ(Smart Compact Pro)、スペクティブ・コネクト(SPECTIVE CONNECT)搭載機14台
・電動およびハイブリッド電動機7機種
■基調講演・技術セッションも開催
3月3日(火)午前11時には、ジョンディアの上級副社長兼最高技術責任者(CTO)であるジャーミー・ヒンドマン(Jahmy Hindman)氏が、
「Never Idle:目的に根差した、使いやすいテクノロジー」
と題した開幕基調講演を行う。マリアンヌ・グレーブス(Maryanne Graves)氏、ジョニー・スペンドラブ(Jonny Spendlove)氏も登壇し、建設業界の課題解決における技術の役割を議論する。
さらに、3月4日(水)午後1時には、ジョンディア・パワー・システテムズの電池・充電ソリューション担当マネジャー、プレストン・ムーア(Preston Moore)氏が
「充電インフラとBEV普及の要点」
と題した教育セッションを担当。3月5日(木)午後1時には、自動化製品担当シニア・プロダクト・マネジャーのデビッド・ヴィージー(David Veasy)氏が、採石事業における自動化をテーマとしたパネル討論に参加する。
コネクスポ・コンアグ2026は、3月3日から7日まで米ラスベガスで開催される。詳細は今後順次発表される。
■ジョンディアについて
ジョンディア(John Deere)は、農業、建設、林業、芝管理、パワーシステム分野などで革新を続けるグローバル企業。約200年前の鋼製プラウ開発を起点に、食料、繊維、燃料、インフラの生産を支える技術を通じ、世界中の人々の生活を支えている。
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