ユングハインリッヒ、独サステナビリティ賞を受賞

・環境配慮型製品群と循環型ビジネスモデルが高評価

ユングハインリッヒ(Jungheinrich):2025年12月9日

ユングハインリッヒが「German Sustainability Award for Companies 2026(ドイツ・サステナビリティ賞)」を受賞した。同賞は欧州でも有数の環境分野の栄誉とされ、12月上旬にドイツ・デュッセルドルフのマリティムホテル(Maritim Hotel Düsseldorf)で開催された式典で授与された。会場には経済界、政治、社会から約2,000名が出席した。

■ 電動化・ゼロエミッション推進を評価

同社は、デマティック(Dematic GmbH)、ゲオルク・フィッシャー(Georg Fischer AG)、シンドラー(Schindler Holding AG)など著名企業との最終選考を勝ち抜いた。審査員団は、電動化・無排出ドライブ技術への集中、ならびに最新のマテリアルハンドリングソリューションの研究開発を高く評価。さらに、循環型経済の推進、フォークリフトの再製造ビジネスなど、持続可能性を軸とした事業戦略を「極めて先進的」と位置づけた。

ユングハインリッヒは、2050年までの温室効果ガス排出ネットゼロを目標に掲げ、スコープ3領域の削減策として、持続可能な素材選定や物流プロセスの最適化を進めている。また、同社が展開する再生フォークリフト「ユングスター(JUNGSTARS)」は、新造機比でCO₂e排出量を約80%削減できるとするライフサイクル分析結果が示されており、気候負荷低減に大きく寄与している。

■ 「社員の努力の結晶」とCEO
ユングハインリッヒAGのラルス・ブロゾスカ(Lars Brzoska)CEOは次のようにコメントした。
「この賞は世界中の社員に捧げたい。彼らこそが当社のサステナビリティ推進の原動力であり、今回の受賞は戦略の正しさを裏付けるものだ。今後も決意をもって取り組みを加速していく。」

同社は直近でも国際CSR評価機関エコバディス(EcoVadis)から4年連続プラチナメダルを獲得しており、今回の受賞により、マテリアルハンドリング分野における“サステナビリティ・イネーブラー”としての地位を一層強固にした。

■ ドイツ語圏で最も権威あるサステナビリティ賞
ドイツ・サステナビリティ賞は2008年に創設され、ドイツ産業・商工会議所(DIHK)や世界自然保護基金(WWF)などの協力を得て、ドイツ・サステナビリティ賞財団が毎年授与している。持続可能な社会の形成に寄与する企業・団体を表彰する、同国最大級のアワードとして知られている。

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