バルメット、フィンランドでの一時レイオフ交渉を完了、2026年前半に実施の可能性も

バルメット(Valmet):2025年12月8日

フィンランドのバルメットは12月8日、パッケージング&ペーパーマシン事業ユニットおよびグローバルサプライユニットを対象とした一時レイオフ(休業)に関する協議を終了したと発表した。協議は11月10日に開始され、生産能力の調整とコスト効率の改善を目的としていた。

同社によれば、協議の結果、2026年前半に必要に応じて一時レイオフを実施できる体制を維持する。対象は、パッケージング&ペーパーマシン事業ユニットの従業員に加え、グローバルサプライユニット内にあるP&P製造部門のヤンキュラ(Jyväskylä)工場の機械ワークショップおよび鋳造部門のスタッフ。

協議の対象となった従業員はフィンランド国内で950人超に及び、ヤンキュラ、バンター市ティッキュリラ(Tikkurila)、ライシオ(Raisio)で勤務する全職種の従業員が含まれる。

バルメットは全世界で約1万9,000人の従業員を抱えており、そのうち約6,000人がフィンランド国内に所属している。

同社はプロセス産業向けテクノロジーの世界的リーダーで、製紙、パルプ、エネルギー分野の設備・サービスに加え、オートメーションおよび流体制御ソリューションを提供している。2024年の売上高は54億ユーロで、本社はフィンランド・エスポーに置く。株式はナスダック・ヘルシンキに上場している。

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