杭叉集団(Hangcha):2025年11月25日
杭叉集団は11月25日、アラブ首長国連邦ドバイに現地法人「HANGCHA MIDDLE EAST GENERAL TRADING FZE」を開設し、現地で開所式を行った。
同拠点は中東地域の物流機器・産業車両市場への供給強化を目的としたもので、現地のパートナー企業や代理店、関係者が参加した。式典には、杭叉国際事業部総経理の ジョージ・ジャン(George Zhang) 氏、杭叉中東副総経理の キム・フゥ(Kim Fu) 氏が登壇した。
拠点はドバイの主要物流地域に位置し、中東全域へのアクセス性に優れる。倉庫機能やサービス体制を備え、納期短縮とアフターサポート強化による顧客対応力の向上を図る。同社は「迅速、効率的、信頼性の高いサポート体制の構築により、現地ユーザーとの接点を拡大する」と説明する。
式典で挨拶したジョージ・ジャン氏は、中東法人が「中東・南アジア市場への戦略拡大の基盤となる」と述べ、製品供給やサポート面でのローカライズ推進を強調。「現地パートナーとの連携を深め、実利志向で成長を共創していく」と語った。
同社によると、中東法人開設は杭叉集団のグローバル戦略における重要な節目であり、製品ラインアップ、技術支援、サービス体制の強化を通じて地域ニーズに的確に応える体制を確立する方針。また、環境対応・自動化・電動化を柱に、中東の物流機器・倉庫設備の近代化需要にも対応する。
杭叉は、今後も地域特性に応じた市場展開を進め、グローバル展開とローカルビジネスの融合を加速させるとしている。
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