住友建機、世界11カ国参加の技能競技会を開催、カナダ代表が総合優勝

住友建機は11月27日、サービスエンジニアの技能向上と国際交流を目的とした「グローバルサービススキルコンテスト」を、千葉県の香取工場で開催したと発表した。同大会は、建設機械の現場復旧に必要な知識と技術を競うもので、今年は日本を含む11カ国からサービスマンが参加した。

競技は、実機を使用した「故障診断」「エンジン競技」、基礎知識を問う「筆記試験」、ユーザー提案力を評価する「整備提案」の4分野で構成。競技内容は実際の現場を想定し、正確性・効率性・提案力など多角的な評価が行われた。

結果、海外勢の技術力が拮抗する中、カナダ代表が総合優勝を獲得。住友建機は、各国から集まったサービスマン同士が技能・知見を共有したことにより、国際的なサービススキル標準化と人材育成に寄与したとしている。

同社では、アフターサービス品質の差別化が顧客満足度向上とリピート需要確保につながるとの考えから、今後も継続的な技能育成プログラムや教育体系の強化を進める方針。大会についても、グローバル体制強化の一環として継続開催するとしている。

住友建機は「大会が世界各地域で活躍するサービスマン同士の交流と学びの場となり、今後の製品・サービス価値を支える重要な基盤となる」とコメントしている。

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