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クラシエ、新工場建設でトイレタリー・コスメ事業を強化

・愛知・岩倉市に2027年春稼働、安定供給体制を確立へ

クラシエ(東京都港区)は9月17日、ミヨシ油脂(東京都墨田区)および関連会社のセキセイT&C(愛知県岩倉市)と共同で、トイレタリー・コスメティックス事業の主力商品であるシャンプーやボディソープを生産する新工場を建設すると発表した。新拠点は愛知県岩倉市のミヨシ油脂名古屋工場敷地内に建設され、2027年春に稼働開始を予定している。

■老朽化対応と能力増強

クラシエの同事業は、愛知県津島市の津島工場と、セキセイT&Cの名古屋工場に生産拠点を持つ。今回の計画は、セキセイT&C名古屋工場の老朽化への対応と、需要増に備えた生産能力強化を目的としたもの。新工場の完成により、生産能力は現状比で約1.4倍に拡大する見込み。

■安定供給体制を目指す

新工場は2026年秋に竣工予定で、稼働開始は2027年春。稼働後は津島工場と合わせて計3.3万トン規模の生産能力を確保し、「ナイーブ ボディソープ」や「マー&ミー」など主要ブランドの安定供給を実現する。クラシエは今回の投資を通じ、中長期的に堅固な供給体制を整える考え。

<新工場の概要>
• 所在地:愛知県岩倉市野寄町西出1-1(ミヨシ油脂株式会社名古屋工場敷地内)
• 延床面積:9,599.64㎡
• 生産品目:シャンプー、コンディショナー、ボディソープなど
• 生産能力:33,000t(現状比約1.4倍)

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