・2024年10～12月期受注は前年同期比33.2％増、生産額は同 3.7％増
・会員と非会員を含めた年間受注額は1.6％減の約 8,300 億円
受注状況をみると、引き続き強い回復を示した電子部品実装機に続いて、垂直多関節ロボットを中心としたマニピュレーティングロボットも底打ちの兆しがあり、 受注台数、受注額ともに2四半期連続の増加となった。
出荷実績をみると、国内向けは、電気機械製造業向けが引き続き電子部品実装用で減少したものの、他用途は堅調に推移し、自動車製造業向けはアーク溶接用、マテハン用を中心に増加した。用途別では、輸出で堅調な実装用、半導体用は勢いのない一方で、マテハン用や一般組立用は堅調に推移している。輸出は 7～9 月期同様、マテハン用やスポット溶接用の大幅な減少が続いているものの、実装用や半導体用が引き続き増加した。中国向けが 7 四半期ぶりに増加となりアジア向けは底打ちに向かう一方で、欧米では減少が続いている。
2024年年間としては、 10～12 月期での急速な回復が反映され、 受注額が対前年比横ばい、
生産額は同 11.5％の減少となった。
会員と非会員を含めた年間実績1は、受注額は対前年比 1.6％減の約 8,300 億円、生産額は同 12.3％減の約 7,820 億円を見込む。
■受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。
１．受注
【10～12 月期】
・受注台数： 46,499（台） （前年同期比＋27.6%） 【2 四半期連続の増加】
・受注額 ： 2,102（億円） （同＋33.2%） 【2 四半期連続の増加】
【年間】
・受注台数： 166,067（台） （前年比▲8.4%） 【2 年連続の減少】
・受注額 ： 7,245（億円） （同＋0.1%） 【2 年ぶりの増加】
２．生産
【10～12 月期】
・生産台数： 42,833（台） （前年同期比▲1.0%） 【8 四半期連続の減少】
・生産額 ： 1,814（億円） （同＋3.7%） 【7 四半期ぶりの増加】
【年間】
・生産台数： 161,653（台） （前年比▲20.5%） 【2 年連続の減少】
・生産額 ： 6,920（億円） （同▲11.5%） 【2 年連続の減少】
３．出荷
【10～12 月期】
・総出荷台数： 42,250（台） （前年同期比▲8.6%） 【8 四半期連続の減少】
・総出荷額 ： 1,823（億円） （同▲0.3%） 【7 四半期連続の減少】
ー国内出荷台数： 10,270（台） （同＋5.4%） 【2 四半期連続の増加】
ー国内出荷額 ： 486（億円） （同＋4.3%） 【2 四半期連続の増加】
ー輸出台数 ： 31,980（台） （同▲12.3%） 【8 四半期連続の減少】
ー輸出額 ： 1,337（億円） （同▲1.9%） 【7 四半期連続の減少】
【年間】
・総出荷台数： 163,845（台） （前年比▲21.0%） 【2 年連続の減少】
・総出荷額 ： 7,034（億円） （同▲12.1%） 【2 年連続の減少】
ー国内出荷台数： 40,622（台） （同▲0.9%） 【2 年連続の減少】
ー国内出荷額 ： 1,935（億円） （同＋1.8%） 【4 年連続の増加】
ー輸出台数 ： 123,223（台） （同▲25.9%） 【2 年連続の減少】
ー輸出額 ： 5,099（億円） （同▲16.4%） 【2 年連続の減少】
受注・生産・出荷の各状況は、ニュースリリース（添書2410-12 ）