日本鍛圧機械工業会は 1月14日、2024年12月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は275.3億円で、前年同月比で11.1%の増となった。当月はプレス系、板金系ともに前年比増となり、サービス系のみが前年割れとなった。特に国内が好調であった。顕在化しているリスクに加え、米国の今後の動きが不透明ではあるが、大いにブレーキとなる要因もなく、一進一退の状況がしばらく続くと見られる。
機種別によると、プレス系機械が101.3億円で24.7%増となった。小型プレス 73.2%増、超大型プレス 11.8倍増、油圧プレス 41.7%増、フォーミング44.4%増であったが、中型・大型プレス、自動化装置はマイナスであった。板金系機械も96.5億円で9.5%増で、パンチング29.5%増、ブレーキ・シャー12.1%増で、レーザ・プラズマは9.7%減あった。サービス系は77.5億円で1.1%の微減であった。
国内は120.8億円で24.9%増となった。鉄鋼3.1倍増、金属31.6%増、一般34.8%増、電気52.4%増であったが、輸送のみ19.8%減であった。
輸出は77.0億円で6.0%増であった。北米向58.0%増、東南アジア向98.4%増、インド向3.1倍となったが、中国向が20.1%減、欧州向も56.7%減となった。