プライメタルズ テクノロジーズ、ギリシャのエルバル向け冷間圧延ライン近代化工事を受注

 ロンドン、2025年1月 9日

・新型サイクロコンバーター採用で駆動システムが最新の規格に適合
・駆動用トランスの円滑な活用により稼働率が向上
・稼働開始は2026年1月を予定

 プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、ギリシャのエルバル ハルコール(ElvalHalcor SA)のアルミニウム圧延部門であるエルバル(Elval)向けに、アテネから北へ約60キロメートルに位置するイノフィタ(Oinofyta)工場の6段冷間圧延機の駆動システム 更新工事を受注しました。

この近代化工事は、主に旧式の駆動システムに起因する稼働率の問題を解決し、運転の信頼性を向上させます。 駆動システム完全刷新後の稼働開始は2026年1月の予定です。

■稼働率の向上
 本工事内容は、新型SL150サイクロコンバーターの導入(駆動制御システム、新型電源部、補助装置、予備部品を含む)です。 既設の6メガワット同期モーターはそのまま活用します。 当社は試運転の監督も担当します。

 特に注目すべき点は、新しい制御システムが実現する駆動用トランスの円滑な利用です。 その結果、設備の寿命が延び、稼働率が向上します。 また、このたびの近代化で、駆動システムは将来にわたりスペアパーツ供給条件に適合することになります。

■ヨーロッパ第2位のアルミニウム圧延工場
 エルバルはアルミニウム製品の世界市場におけるリーダー的存在であり、その地位は、15の工場による強力な生産基盤、最先端技術、90ヵ国以上において確立した市場プレゼンスが裏打ちしています。

 同社はギリシャに最先端の生産設備を有し、熱間圧延能力の面においてヨーロッパで2番目の規模のアルミニウム圧延工場を運営しています。 包装、輸送、建築・建設、空調・冷凍(HVAC&R)、および工業用途など、多様で高度な用途に対応するアルミニウム圧延鋼板製品とソリューションを加工・製造し、市場に提供しています。

■プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)について
 本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、三菱重工グループの100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。 

公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。