・DB方式で基幹管路の更新事業を加速
クボタを代表企業とする民間企業グループは1月7日、岡山県倉敷市水道局との間で「浅原-上東幹線外配水管設計施工一括方式更新事業」に関する基本協定を締結したと発表した。
<案件の概要>
事業名 浅原-上東幹線外配水管設計施工一括方式更新事業
事業内容 大口径基幹管路を耐震管へ更新する設計・施工業務
配管延長:耐震型ダクタイル鉄管φ400~600 約6,710m
事業期間 2024年12月17日~2030年6月28日(予定)
事業方式 DB方式(Design Build:設計・施工一括方式)
協定締結日 2024年11月27日
想定事業費 約34億円(税込)
構成員 株式会社クボタ(代表企業)、株式会社ウエスコ、株式会社アクアプランニング
■案件の背景と特徴
倉敷市では管路の老朽化が進行しており、基幹管路の更新が急がれている。
同案件は、大口径の基幹管路を耐震管へ更新するとともに、施工を請け負う地元建設企業の育成も期待されている。
そこで、DB方式による確実な事業推進に加え、施工管理を効率化するクボタの「施工情報システムⅡ」*を活用した技術提案を行い、受注に至った。
*施工情報システムⅡ:携帯端末のガイダンスに沿って水道管の継手接合チェックができるシステム。当日作業する管割図(配管計画の図面)の自動取り込みや工事日報等の自動作成も可能。
■案件におけるクボタの役割
クボタは、代表企業として設計企業と協業し、基幹管路の設計から施工までの一連の業務を担う。
これまで培ってきた管路整備の技術力やノウハウを最大限に活用することで、倉敷市水道事業の長期間にわたる安定的で効率的な運営の実現に寄与し、地域社会の発展に努めていく。
■今後の展開
昨今、重要な水環境インフラ施設の整備・運転・維持管理においては、民間企業が持つ事業ノウハウの活用・導入が進められている。
クボタグループは、上水・下水における様々な製品・技術・サービスを有する「水」のトータルソリューション企業としての総合力を生かし、今後も水環境インフラの持続・発展に貢献していく。