●年頭所感(2025年) 千代田化工建設株式会社 代表取締役社長 太田 光治

・従業員向け「2025年年頭メッセージ」の概要

 昨年に引き続き、社員の皆さんを前にして新年のあいさつができることを大変婚しく思う。また、この年末年始もご家族と離れ、国内外の現場にて日夜奮闘頂いている社員の皆さんに、この場を借りて感謝を申しあげたい。

 昨年を振り返ると米国 Golden Pass LNG プロジェクトでは、顧客とTrain 1の契約改定を合意した。Train 283についても契約改定の交渉を進めており、引き続き全力を尽くしていく。

 インドネシアでの新規製錬所の設計、調達、建設案件であるMSPプロジェクトについては、昨年11月に完工という大きなマイルストーンを達成した。

 成長分野である脱炭素領域では基本設計業務やフィージビリティスタディ業務などの複数の案件の受注に加え、パートナー企業との大規模水電解システムの共同開発を始めとする協業を進めてきた。他社との協業を通じて両者の強みを掛け合わせることで、引き続き幅広い産業分野の脱炭素化ニーズに貢献していく。

 2025 年度には新中期経営計画を発表する予定である。新中計で打ち出す会社の向かうべき方向へと舵を切り、新中計で示す将来像を実現するため、一緒に力強く進んでいきたいと思う。

 当社には社会から必要とされるだけの高い価値があると確信している。その高い価値を社会やお客様にご理解いただき、適正な収益を得ながら会社を成長させていった先に当社の在りたい姿があると言じている。One for Al, All for One、皆で切磋琢磨しあい未来を創りあげていこう。

 また、「安全は全てに優先する」「コンプライアンス遵守」の意識をあらためて高めてもらいたい。安全とコンプライアンスは、当社企業活動の基礎であり、ここが崩れたら全社が崩壊しかねないとの高い意識を持って、日々の業務にあたっていただきたい。

 2025年は十干では「乙」、十二支では「日」にあたる乙日(きのとみ)の年。「乙」は困難があっても紆余曲折しながら進むことや、しなやかに伸びる草木を表し、「日」は新たな自分へと変化するプロセスを示唆している。乙日の年は、発展と再生を意味し、努力が実を結ぶ勢いある成長の年といわれている。

 当社にとって本年は会社の向かう方向性を定め、骨太な将来像を描く年と考えている。全社員一丸となって変革への強い決意を持ち行動に移していくことが千代田グループの未来を創ることにつながっていく。

 健康と安全に留意しつつ、一丸となってこれまでの努力や準備が実になるよう成長と発展の年にしていこう。

 千代田化工建設HP