新年明けましておめでとうございます。
2024 年は2023 年からの製品供給不足から一変して、 各国の需要が低迷した一年でした。
そのような環境下、当社では中期経営計画の初年度として、「建設測量生産性向上展(CSPI)」
において、「電動ショベル」 や「アスファルトフィニッシャの自動運転技術」 などを公表し、また生産面では横須賀工場設立を決定しました。
今年の各国の需要を見通しますと、 国内は地域ごとに違いはありますが、 全体としては大きく変化することはないと想定しています。北米は昨年からの過剰な流通在庫は沈静化しつつあり、また新政権による影響もあり需要が下げ止まり、年後半からの回復が期待されます。西欧も各国により状況は異なりますが、 年後半からには需要の下げ止まりが期待され、ウクライナの復興含め需要の回復が期待されます。またインドネシア、南アフリカ、ブラジル、中国などの市場も需要の持ち直し時期は不透明ですが、機械の稼働状況は回復傾向にあります。
今年はこのような事業環境の中、各国の需要状況に応じて世界3工場で最適生産を維持しながら、中期経営計画2年目として、国内市場向けには新型ショベルの発売を控え販売促進に注力します。また「国際建設・測量展(CSPI-EXPO2025)」では新たな時代に適合する技術を公開する予定であり、道路機械事業もより大きな事業の柱に育てるべく組織を強化し、生産面では横須賀工場の計画も本格化させます。
需要見通しは不透明な部分が多くあり、また自然災害が頻発するなか、低炭素社会の実現への要請は益々強まっています。 今後の変化に柔軟に対応するための技術開発、販売促進、生産増強の各面で充実した一年にしたく考えております。
本年も住友の建設機械をご愛顧頂くと共に、皆様にとって良い一年になることを祈念致します。
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