井関農機、設備投資を対象にインターナルカーボンプライシングを導入

 井関農機は12月26日、2025年1月より、同社グループの設備投資を対象に、インターナルカーボンプライシング(ICP)を導入すると発表した。二酸化炭素(CO2)排出量の増減が見込まれる設備投資計画において、設定した社内炭素価格を適用し投資の判断に組み込み運用していく。これにより、経営の意思決定に脱炭素の視点を反映していく。

 井関農機グループは、持続可能な社会形成に貢献する「脱炭素社会と循環型社会の実現」を重要課題のひとつと位置づけ、環境ビジョンを定め、環境経営を実践している。今後、ICPを用いた脱炭素に資する設備投資を促進することで、環境ビジョンである「お客さまに喜ばれる製品・サービスの提供」を通じて、2050年までにカーボンニュートラルで持続可能な社会の実現を目指す。

■井関グループのICPの概要

・対象 : CO2排出量(Scope1,2)が増減する設備投資

・適用方法 : 対象となる設備投資計画に対し、社内炭素価格を適用し、費用換算したものを投資採算評価時の仕組みとして導入する

・運用時期 : 2025年1月より

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