・需要拡大に伴う生産能力の増強・安定供給に貢献
ツムラ(東京港区)は12月18日、漢方製剤の新たな生産拠点を設立するため、群馬県明和町の土地を取得すると発表した。用地の敷地面積は 79,000 ㎡で、新工場の操業開始は 2029 年度中を予定している。
ツムラグループでは今後も、 パーパス「一人ひとりの、生きるに、活きる。」を掲げた理念経営のもと、漢方事業の持続的な安定成長を支えるべく、漢方製剤の安定供給体制を確立するため、生産能力の増強と生産性向上を目指していく。
■新工場用地取得の背景および選定理由
ツムラでは現在、 国内において茨城県稲敷郡阿見町・静岡県藤枝市の2つの生産拠点で漢方製剤を生産している。漢方製剤の需要拡大に伴う、生産能力の増強および安定供給体制の確保などの理由により、国内第3となる生産拠点を構築する運びとなった。
土地の取得を決定した「明和東部工業団地」は群馬県南部に位置しており、交通利便性に優れ、人財の確保が期待できることに加え、 生産インフラ(電気・水等)が十分であること、 既存の生産・物流拠点(茨城工場・石岡センター・東日本物流センター)からのアクセスが良好であること、さらにサプライチェーンにおける各種リスク発生を想定した事業継続性を総合的に考慮し、 ツムラにとって最適な新事業用地として選定に至った。
<取得土地概要>
所在地 :群馬県邑楽郡明和町明和東部工業団地 C 区画
土地面積 :79,000 ㎡(7.9ha)
取得価額 :約 18 億円
契約締結日:2024 年 12 月 18 日
<新工場概要>
区画所在地 :群馬県邑楽郡明和町 明和東部工業団地 C 区画
建設概要 :エキス粉末製造棟・造粒包装棟・品質管理棟・倉庫棟・事務棟・エネルギー棟など
操業開始時期:2029 年度(予定)
製造品目 :漢方製剤(エキス粉末・顆粒・最終製品)