ヤマザキマザック、産業用ロボットを採用し、シリーズ最大の可搬重量を実現した「Ez LOADER 125i」を追加

 ヤマザキマザック(愛知県大口町)は10月31日、工作機械と簡単に接続できる自動化セル「Ez LOADER」シリーズに、産業用ロボットを採用した「Ez LOADER 125i(イージローダ 125i) 」を追加したと発表した。11月 5日から東京ビッグサイトで開催される第32回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2024)に出展し、販売を開始する。

 昨今、各国の生産現場では労働人口の減少や熟練者不足などを背景に人手不足が深刻化している。近年は日本での「働き方改革」に代表されるように、労働時間の抑制も課題となっており、人手の確保と生産性を高める施策がこれまで以上に必要になっている。

 こうしたなか、ヤマザキマザックは誰でも簡単にセットアップでき、導入後の移設にフレキシブルに対応する自動化セル「Ez LOADER」シリーズを 2021年より販売し、これまでに協働ロボットを採用した Ez LOADER を展開してきた。

 今回新たにシリーズに追加された「Ez LOADER 125i」 は、 産業用ロボットを採用している。シリーズ最大となる可搬重量は、従来機種と比較し約 3 倍となり、動作速度も向上している。

 今回のシリーズ拡大により、多品種少量や少品種多量など、お客様の生産形態に合わせた最適な Ez LOADERを選択できる。

 また Ez LOADER 125i でもこれまでの同シリーズと同様に高い操作性を継承している。ロボットプログラムの作成に必要なワークの長さ、径、重量などの情報は、 CNC装置からデータ取得するため、段取り作業の時間を短縮することができる。また、作業者は CNC 装置の画面指示に従って対話式で必要な情報を入力するのみで、誰でも簡単にロボットを運用することが可能。

 ヤマザキマザックは今後も顧客のニーズに合わせた最適な自動化ソリューションの提供により、製造現場の働き方改革を支援していく。

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