西松建設、軽油に高純度バイオディーゼル燃料を混合したB50燃料を建設重機で検証開始

 西松建設は9月26日、軽油に高純度バイオディーゼル燃料(以下、リーゼル(ReESEL)(※))を50%混合したB50燃料を建設重機に利用する実証実験を行っていると発表した。

 B50燃料は、品確法で認められているバイオディーゼル燃料5%混合軽油のB5燃料の使用に比べ、約10倍のCO2削減が可能。そこで西松建設は、2024年8月より、有限会社千田清掃(宮城県大崎市)が製造したB50燃料を西松建設の宮城県内の造成工事現場の建設重機に導入し、実証実験を行っている。

 一般社団法人リーゼル協会によると、リーゼルを使用したB50燃料の建設重機への利用は国内で初めての事例となる。

 西松建設は、今後もB50燃料の実用化にむけて更なる検証を重ね、軽油とバイオディーゼル燃料との混合による更なるCO2削減の可能性を見出していくとともに、2050年カーボンニュートラル社会の実現を目指していく。

※リーゼル(ReESEL):リーゼル(ReESEL)とは、廃食用油を原料して製造したバイオディーゼル燃料を更に減圧蒸留と静電気浄化処理し、エステル成分の純度を最大99.9%まで高めた高純度バイオディーゼル燃料。一般社団法人リーゼル協会がリーゼル規格を設定し認定を行っている。

<試行概要>
検証期間 : 2024年8月〜2024年10月
使用建機 : 油圧ショベル(0.5m3)
作業内容 : 土地造成に伴う掘削工事
予定使用量 : 3,000 l

 ニュースリリース