澁谷工業、インドネシアに新会社設立、海外戦略を強化

 澁谷工業は4月17日、拡大する需要に応え、グローバル戦略の一環として更なる伸長を図るため、インドネシア・ジャカルタ特別州に新しい営業サービス子会社 PT Shibuya Indonesia(仮称)を設立すると発表した。澁谷工業グループによるアジア地域における現地子会社の設立は、中国、台湾、タイ、マレーシアに次ぎ5か国目となり、営業開始は2024年7月を予定している。

 インドネシアには、澁谷工業のパッケージングプラント事業の主力製品である PETボトル飲料用高速無菌充填システムやバイアル注射薬用無菌充填システムなど複数のラインが納入されており、これまでも積極的な営業活動を推進してきたが、経済成長率が高い同国の飲料業界をはじめとする設備投資意欲は非常に旺盛であることから、澁谷工業は、同国を戦略的に重要なマーケットと位置づけている。

 今回の新しい現地サービス拠点の設立によって、よりきめ細やかなメンテナンスサービス体制の強化とともに、現地に密着した提案型営業機能の強化を通して、顧客満足度の更なる向上を実現し、アジア諸国の社会への貢献を目指す。

 澁谷工業は、2023年 9月にパッケージングプラント事業のサービス組織体制を見直し、国内および海外市場を一元管理するカスタマーサポートとして本部に格上げし、米国など全世界を含むグローバル・サービス体制を強化してきた。また組織横断的なプロジェクトを発足し競争力のある新技術開発も進捗しており、今後も海外事業の拡大に向けて、パッケージングプラント事業およびグループ内の他事業との連携を図り、経営基盤の増強に取り組んでいく。

<新会社の概要>
新社名:PT Shibuya Indonesia(仮称)
所在地:インドネシア ジャカルタ首都特別州
設立日:2024年7月(予定)
資本金:100億ルピア(約 96百万円)
事業内容:澁谷工業製品の販売促進、カスタマーサポート

 ニュースリリース