サンドビック、ドイツのAlmü(アルミュー)精密工具会社を買収

    Sandvik(サンドビック):2024年4月9日

 サンドビックは、高精度の穴あけ、リーミング、フライス加工、ツーリングシステムにおけるドイツに拠点を置く切削工具およびソリューションプロバイダーであるAlmü Präzisions-Werkzeug GmbH(Almü、アルミュー精密工具)を買収する契約を締結しました。Almüの買収により、サンドビックは、電気自動車への移行により重要性が高まっている自動車セグメントの軽量部品への提供を強化します。同社は、サンドビック・マニュファクチャリング・アンド・マシニング・ソリューションズの部門であるサンドビック・コロマントで報告されます。

 「軽量材料の中で私たちの地位を強化することは、サンドビックの重要な優先事項の1つです。過去2年間で、この分野で良い進歩を遂げ、いくつかの買収を行い、Almüの買収を通じて戦略を実行し続けることを非常に嬉しく思います」と、サンドビックの社長兼CEOであるStefan Widing(ステファン・ウィディング)は述べています。

 Almüは、DACH地域(ドイツ、オーストリア、スイス)内で強力な市場ポジションを持ち、自動車セグメントで強固な顧客基盤を持っています。Almüは、アルミニウムと軽量材料の高度なエンジニアリング能力とアプリケーション知識を活用して、機械加工業界にオーダーメイドの精密工具ソリューションとサービスを提供しています。

 Almüは1978年に設立され、44人の従業員を擁し、ドイツのZell unter Aichelberg(ツェル・ウンター・アイヒェルベルク)に本社を置いています。2022年、同社は約600万ユーロ(約9.6億円、160円換算)の収益を生み出しました。サンドビックのEBITAマージンと1株当たり利益への影響は限られます。この取引は2024年第2四半期に完了する予定で、慣習的な終了条件が適用されます。両当事者は、購入価格を開示しないことに同意しました。

 ニュースリリース

 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。