コベルコ建機、実質賃金の維持向上、将来を担う優秀な人材の確保・定着を重視した賃上げならびに労働条件の改善を実施

 コベルコ建機は、3 月 13 日、2024 年の総合労働条件交渉について、労働組合からの要求に回答し、基本賃金の増額に加えて、その他の要求項目についても、すべて満額で受け入れる旨回答したと21日発表した。以下、リリース原文。

1.回答内容
 コベルコ建機労組の以下の全要求項目に満額回答した。

※労働組合の要求内容

1)賃金改善
組合員一人あたり月額 30,000 円の増額
2)所定年間休日の増加(所定年間労働時間 1,800 時間台の実現)
年間休日の増加など(現行 122 日→124 日)
3)深夜労働割増率の水準向上(午後 10 時から午前 5 時の賃金割増率)
 実働1時間あたり割増率(現行 33%→40%)
4)緊急呼出手当の増額(予告なく緊急に就業を命じる際の手当)
 深夜・休日の呼出 (現行 4,000 円→10,000 円)
 深夜・休日以外の呼出(現行 3,000 円→7,500 円)
5)ライフサポート休暇(仮称)の導入
 育児、看護、介護、自己啓発等に対する特別休暇制度の新設

2.回答の考え方
 当社の目指す姿は、 「お客様の現場の安全・快適・効率性を実現し、お客様や社会にとって 『かけがえのない存在』 」になり、「世界で最も信頼される建設ソリューション企業」になることです。その実現に向けては、当社で働く一人ひとりの生活の安心・安定に繋がる「実質賃金の維持・向上」が必要であり、とりわけ従業員の頑張りの原動力となる「人への投資」が極めて重要であると考え、各種労働条件の改善を実施することにいたしました。

 今後も、人材の確保・定着、生産性向上などの課題に対して、従業員がより一層能力を発揮しうる職場環境の構築を目指してまいります。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。