モリ工業(大阪市中央区)は1月23日、大阪府河内長野市が進めている「赤峰産業用地土地区画整理事業」に応募した結果、優先協議者として正式に協定書を締結したと発表した。今後、締結した協定書に基づき、河内長野市と協議を進め、河内長野市議会の議決など必要な手続きを経て、新工場用地を取得する。手狭になった各地の分散工場の集約化のため、新工場を建設する予定。
モリ工業は、大阪府河内長野市南海高野線千代田駅前の工場を主力工場と位置付け、ステンレス管等の製造を行っている。他に大阪府下に複数の工場を展開しているが、老朽化や手狭に なった事、更には、従業員の確保に苦労するなどの理由により、主力工場の近隣に集約できる工 場用地を探していた。ちょうど、河内長野市が、人口減少の抑制のために、地球環境への 配慮、働きやすい職場環境整備、地域貢献活動等の参加などに積極的な事業者を募集していたため、これに応募した。
工場建設の具体的な内容は検討中だが、各地の分散工場を集約することにより、生産効率の向上を図り、生産規模の拡大を目指す。
<工場用地の概要>
所在地:大阪府河内長野市小山田町 赤峰産業用地
土地面積:約 14,500 ㎡(予定)
土地引渡し時期:2025年7月(予定)
取得価格:約 10 億 60 百万円(予定)