・エンジニアリングプラスチック事業、医療・半導体分野の需要増に対応
・主力工場拡張投資を実施
グンゼ(大阪市北区)は10月12日、エンジニアリングプラスチック事業の成長を支えるため、2025年3月完成を目標に主力である江南工場拡張のための投資を実施すると発表した。今回の投資は、医療・半導体分野の需要増に対応するもの。
江南工場は、1990年エンジニアリングプラスチック事業の基幹工場として操業を開始した。その後、OA分野や各産業向けに、フッ素樹脂やポリイミド樹脂の独自加工技術を生かしたチューブ、ベルト等の部材を開発・提供し、事業を拡大してきたが、今回の投資で顧客需要増が見込める医療・半導体分野の生産拡張を図る。なお、今回増設する建物は、高断熱外皮や照明、高効率空調および太陽光発電の採用によりCO2排出量削減に努め、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)認証B+以上の環境性能を有したものを目指す。
グンゼは、事業活動を通じて環境負荷を低減していく全社的な活動を推進し、環境に配慮した経営に努めるとともに、地元愛知県の経済活性化や新たな雇用機会創出による地域社会の発展に貢献していく。
<江南工場増設の概要>
所在地:愛知県江南市村久野町鳥附1番地
投資総額:約57億円
構造:鉄骨造、地上2階建
建物面積:4,396㎡
延べ床面積 8,121㎡
主な生産品目:医療・半導体分野における、エンジニアリングプラスチックの機能性を活かした製品
建築計画:2024年2月着工、2025年5月操業予定
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