IHI汎用ボイラ、汎用ボイラの運転状況をリアルタイムに確認できるサービスを提供開始

 IHIのグループ会社である㈱IHI汎用ボイラ(東京都江東区、以下IBK)は9月12日、汎用ボイラの稼働状況をスマートフォンから確認できるWEBアプリケーション「i-Labo Smart(アイラボ スマート)」を開発し、サービスの提供を開始したと発表した。

 汎用ボイラは、工場の生産工程で使用される蒸気を製造する設備で、食飲料品、石油化学、製紙など、生産工程に熱を必要とする大小さまざまな工場で使われている。

 小規模な工場では、ボイラを管理する人員が不足し、設備の稼働効率も高くなっていなかった。また、消耗品の管理や発注も負担となっていた。そこでIBKは、顧客の利便性を高めることを目指し、同システムを開発した。今後、2023年度下半期に向けて、異常が発生した際の復帰方法を同アプリケーション上で閲覧できる仕組みなど顧客の要望に沿った機能を追加していく予定。

 産業現場の主要エネルギー源として、汎用ボイラの高効率化は工程費用の削減につながるため、持続的な技術開発と最適化のニーズが高まっている。IBKは、、こういった課題やニーズの解決にこれまで以上に貢献するため、汎用ボイラを必要とするさまざまな業種の顧客に向けて、今後も販売を拡大していく。また、アンモニア混焼ボイラの開発をはじめ、水素やメタンなど、さまざまな燃料に対応すべく、開発に取り組んでいく。

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