愛三工業、安城工場敷地内に新工場建設

・2025年4月にBEV関連製品の量産を開始予定

 愛三工業(愛知県大府市)は8月28日、2025年4月の操業開始に向けた新工場を建設すると発表した。この新工場は安城工場(愛知県安城市)敷地内に建設し、電気自動車(以下、BEV)関連製品の車載電池用セルケースを製造する施設で、製造する製品は同社初のBEV向け製品となる。

 カーボンニュートラルの実現に向け、自動車の分野においても電動化が加速している。こうしたモビリティの変化に貢献するため、同社はこれまでキャブレタの製造などで培ってきた精密な金属プレス加工の技術を活かし、今回建設する新工場でBEV用リチウムイオン電池を保護するアルミニウム製のケースとカバーを生産する計画。新工場は2023年11月から着工し、2025年4月から操業開始予定で、新工場で製造する製品の売上規模は2026年度に40億円を見込んでいる。

 愛三工業はこれまで、時代に応じた自動車の排気ガス規制への対応など、自社の技術と製品を通して社会に貢献してきた。同社は環境技術No.1企業として、今後も環境にやさしいモビリティの進化に貢献していく。

<新工場の概要>
名称:愛三工業株式会社 安城プレス工場(仮称)
所在地:愛知県安城市東端町北山100(愛三工業安城工場敷地内)
敷地面積:8,000m²
建物:鉄骨造平屋(一部2階建て)、延床4,100㎡
総工事費:約25億円(建物投資額 ※生産設備投資除く)
着工時期:2023年11月予定
操業開始時期:2025年4月より順次開始予定
主な製造製品:BEV関連製品(車載電池用セルケース・カバー)

 ニュースリリース