・不測の事態でも確実に停止させ、運行安全性を向上
大成建設と国立大学法人東京大学大学院工学系研究科は8月24日、「生産プロセスのDX」の一環として、2021年度より自動化建設機械運用の安全性向上のために共同で研究を進めてきたが、このほど、その成果として自動化建設機械の無線緊急停止システムを開発したと発表した。同システムの導入により、自動運転する建設機械を万一の事態に遠隔で確実に停止することが可能になり、自動化建設機械の運行安全性の更なる向上が図れる。。
このような背景から、大成建設では2013年より自動運転・遠隔操作で無人化施工を行う「T-iROBO®」シリーズをはじめ、様々な自動化建設機械の協調運転制御システム「T-iCraft®」の開発に取り組んできた。
建設機械の自動運転は各種機器やセンサの活用、運転プログラムの搭載によって実施可能だが、それらが誤作動するリスクを低減させるとともに、万が一、誤作動した場合には建設機械を緊急停止させるなど迅速・確実な対応が必要となる。
そこで大成建設と東京大学は、機能安全の考え方に基づく自動化建設機械の運行安全強化策として、緊急停止信号を発信する送信器および建設機械に搭載する受信器の故障や、送信器の電池切れ等の不測の事態でも、確実に緊急停止が可能な「無線緊急停止システム」を開発した。
詳細は、ニュースリリース
コメントを投稿するにはログインしてください。