東亜建設工業およびバングラデシュの建設会社スペクトラ社で組成した共同企業体(JV)は6月8日、ダッカ都市交通会社からMRT5号線北路線・車両基地造成工事を受注したと発表した。工事期間は1,461日(約48ヶ月)、契約金額はJV全体で約150億円。
受注した工事は、国際協力機構(JICA)による日本政府開発援助(ODA)の有償資金協力(円借款)により実施される、バングラデシュの首都ダッカ東西に接続する都市高速鉄道を建設するダッカ都市交通整備事業(MRT 5号線北路線)において、第一期工事として車両基地用地の土地造成および地盤改良を行うもの。現在同国においては複数のMRT事業が実施中あるいは実施予定であり、同事業とともに公共交通網のネットワークを強化することで、交通渋滞の緩和、輸送需要への対応を図り、ダッカ都市圏経済の発展及び都市環境の改善が期待されている。
東亜建設工業は、同工事の完成に向けて、地盤改良工事などの得意とする専門技術および豊富な経験を活かして着実に施工を行うとともに、バングラデシュ国の経済成長に伴う様々なインフラ整備需要に対し、引き続き多くのプロジェクトへの参画を通じ、同国の更なる発展に貢献していく。
<工事概要>
工事名称:MRT5号線北路線・車両基地造成工事
発注者:ダッカ都市交通会社(Dhaka Mass Transit Company Limited)
請負者:東亜建設工業株式会社、
Spectra Engineers Limited 共同企業体
主要工事内容:
盛土工事:2,660,050 m³
地盤改良工事
静的サンドコンパクションパイル工事:10,901 m²
動的サンドコンパクションパイル工事:104,394 m²
プレファブリケイティッドバーチカルドレーン工事:60,774 m²
ダイナミックコンパクション工事 :87,000 m²
土留工事(PC矢板):3,090本
外周道路・排水路工事 一式
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