日立造船、東大阪都市清掃施設組合よりごみ処理施設の建設工事を受注

 日立造船を代表とする共同企業体は2月22日、東大阪都市清掃施設組合(管理者:野田 義和 東大阪市長、構成自治体:東大阪市、大東市)より、ごみ処理施設(第六工場)建設 工事及び付帯工事を受注したと発表した。

 同組合は、第四工場および第五工場の2工場体制でごみの処理を行っている。同工事は、第四工場が建設後約 40 年を経過し、更新時期を迎えたことから、第四工場に代わる施設として第六 工場(ストーカ式焼却炉、ごみ処理能力:238 トン/日(119 トン/日×2 炉))を建設するもの。

 第六工場は、「エネルギー回収型廃棄物処理施設」としてエネルギーを有効利用するととも に、省エネルギー化を図った環境にやさしい施設とすることで、住民に理解される循環型社会及 び低炭素社会の構築を目指すことを整備方針とされており、事業者の選定にあたっては、AI 技術 の活用を取り入れた高効率発電につながる提案が、エネルギーの有効活用や省力化の観点から高 く評価された。

 日立造船は、1965(昭和 40)年に日本初のごみ焼却発電施設を大阪市に納めて以降、ごみ焼却発電分野におけるリーディングカンパニーとして、公害対策技術や発電の高効率化、遠隔監視・支 援など、様々な技術開発に取り組んできた。

 現在、ごみ発電によるエネルギーはクリーンエネルギーかつ安定電源・地産地消の電源としても期待されているが、日立造船は AI・IoT など DX の活用による発電効率のさらなる向上や施設 の省力化などに努め、地域循環型社会の形成に今後とも貢献していく。

<受注概要>
発注者:東大阪都市清掃施設組合
(管理者:野田 義和 東大阪市長、構成自治体:東大阪市、大東市)
共同企業体構成:代表企業 日立造船株式会社、構成員 前田建設工業株式会社
建設地:東大阪市水走四丁目 6 番 25 号
ごみ処理能力:238 トン/日(ストーカ式焼却炉:119 トン/日×2 炉)
工期:2023 年 2 月~2031 年 3 月
受注金額:293 億 8,000 万円(税抜き)

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。