●年頭所感(2023年) 株式会社クボタ 代表取締役社長 北尾裕一

(グループの役員・従業員向け年頭所感要約)

・GMB2030の実現に向けて、新たな局面を“進化と変革”で乗り越えよう

 私たちクボタグループは「最も多くのお客様から信頼されることによって、最も多くの社会貢献をなしうる企業」、Global Major Brand*をめざしています。そして食料・水・環境分野で社会課題の解決を果たすために、「豊かな社会と自然の循環にコミットする“命を支えるプラットフォーマー”」になることを長期ビジョンGMB2030で掲げました。

 市場環境が激変する中、グローバル化の新たな局面を迎え、異業種からの事業参入にも危機感を持っています。こうした背景から、さらに事業運営のスピードを上げ、進化・変革することが必要です。

 一つ目は、業務を進化・変革させること。

 より付加価値を生み出す業務に携わり、成長していけるよう、オペレーションを単に効率化させるだけではなく、DXを推進しながら業務を進化・変革させましょう。その判断基準は「顧客価値」や「企業価値」があるかどうかです。

 二つ目は、本音を言い合える風通しの良い職場をつくること。

 業務の進化・変革は、本音でそれを提案できる環境がなければ成し得ません。昨年一年間タウンホールミーティングなどに参加する中で、改めて人財の大切さを実感しました。特に若い人が挑戦しやすい職場環境をつくっていきましょう。

 三つ目は、新しいことに挑戦すること。

 従業員一人ひとりが、会社の方向性を知り、腹落ちさせ、自らのやりがいや成長を感じるための挑戦をしていきましょう。その挑戦こそが、会社の大きな原動力となります。
 これら三つを念頭に、行動を起こす年とし、これから訪れる大きな変化の波を、共に乗り越えていきましょう。

*Global Major Brand(グローバル・メジャー・ブランド):単に売上や利益で世界のトップになることではなく、「最も多くのお客様から信頼されることによって、最も多くの社会貢献をなしうる企業(ブランド)」になること。

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