山洋電気、フィリピン子会社に新工場を建設

 山洋電気(東京都豊島区)は11月22日、生産能力拡大のため、グループ会社である SANYO DENKI PHILIPPINES, INC.に、新工場を建設すると発表した。

 山洋電気グループは、2021 年 4 月より、「第 9 次中期経営計画」をスタートした。この計 画では、「世界中のいかなるお客さまへも、トップブランドにふさわしい高品質な製品とサ ービスを提供する」ことを行動指針のひとつに据え、その実現を目指しグループ全体でさまざまな施策に取り組んでいる。

 このような取り組みの中、山洋電気グループの主要な販売市場である通信装置、半導体製造 装置向けをはじめ、医療機器や EV 用急速充電器向けの市場拡大を見込み、将来を見据えた 生産能力の増強を目的に、グループ会社であるSANYO DENKI PHILIPPINES, INC.の敷地内 に新たに第 4 工場を建設するもの。第 4 工場の建設によって、SANYO DENKI PHILIPPINES, INC.の生産能力は約 25%増となる。

 今後も山洋電気グループでは、世界中の顧客に均一で高品質な製品をスピーディー に届けるため、製品の供給体制を強化していく。

<新工場建設計画の概要>
建設地:フィリピン スービック経済特別区 SANYO DENKI PHILIPPINES, INC.敷地内
生産品目:冷却ファン、電源装置、ステッピングモータ、サーボモータ、サーボアンプ
第 4 工場稼働後の 総生産能力:
冷却ファン:約 370 万台/月
電源装置:約 3 千台/月
ステッピングモータ:約 22 万台/月
AC サーボモータ:約 6 万台/月

 サーボアンプ:約 2 万台/月

敷地面積:11,840 m²
延床面積:22,150 m²
建屋構造:鉄骨 3階建て
投資金額:45,172,000 US$
工場稼働(予定): 2024年1月

<SANYO DENKI PHILIPPINES, INC.の概要>
名称:SANYO DENKI PHILIPPINES, INC.
代表者:代表取締役社長 竹内 広和
設立:2000年2月
所在地:Block F-1 Subic Techno Park, Argonaut Highway, Boton Area, Subic Bay Freeport Zone, Philippines, 2222
敷地面積:61,114 m²
社員数:1,174 名(2022 年 3 月 31 日現在)
事業内容:冷却ファン、電源装置、ステッピングモータ、サーボモータ、サーボアンプの生産

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