コマツは10月7日、電動マイクロショベル「PC01E-1」(以下、PC01E-1)※1について、公益財団法人日本デザイン振興会が運営する「2022年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組み。コマツは2021年度にも電動式フォークリフト「FE25-2/FE30-2」で同賞を受賞しており、2年連続の受賞となる。
コマツは持続可能な社会の実現を目指し、2050年までにCO2排出を実質ゼロとするカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを推進している。PC01E-1は、コマツの建設機械の中でも管工事や造園、農畜産など人や樹木・花卉と密接した作業現場で利用されることの多い世界最小級のマイクロショベル「PC01」に、動力源としてHonda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック イー※2 以下、着脱式可搬バッテリー)や電動パワーユニット(eGX)を搭載することで電動化を実現した。電動化により、騒音・排熱を大幅に低減できるほか、“排気ガスゼロ”のため環境に優しく、屋内外問わずどのような作業環境でも快適に作業可能。
今回の受賞は、電動ビジネススクーターなどに使用されている着脱式可搬バッテリーをマイクロショベルに採用することで電動化を実現するという業界の垣根を超えた環境対策への取り組みが、農地や庭園といった生活空間に近い現場で働く小型建設機械のデザインとして価値あるモデルと評価された。
コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していく。
※1 当該機は、2022年3月より国内市場へレンタル機として導入開始した商品。
※2 Honda Mobile Power Pack e:は、本田技研工業株式会社が開発した着脱式可搬バッテリー。
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