日本発条(ニッパツ、横浜市)は9月29日、マレーシア拠点における自動車電動化のキーパーツ製品の生産能力の増強を決定したと発表した。
ニッパツはマレーシアおよび日本国内(長野県駒ケ根市)で金属ベース回路基板を生産している。 国内については、2022年8月に駒ケ根工場でのパワー半導体に使用される金属基板の生産能力増強を発表したが、今回マレーシアにおいても新工場棟を建設し、大幅に生産能力を拡大することにした。これにより、今後大きな市場の伸びが期待される自動車電動化などに使われる金属基板の生産能力を増強するとともに、 BCP 対応としての体制を築いていく。同製品については将来的に更なる売上高の伸びを見込んでおり、今後の設備投資については計画が確定次第、順次発表する。
<新工場の概要>
対象拠点:NHKマニュファクチャリング(マレーシア)株式会社
所在地:マレーシア国スレンバン
投資総額:約 50 億円(今後の後工程設備投資も合わせた計画は約 80 億円)
竣工予定:今回発表分の新工場棟、設備については 2023 年 12 月竣工予定